新婚旅行 9日目 クルージングの旅⑤ オリンピック発祥の地「オリンピア」

2018年1月3日

昨日はTさんご夫婦とアテネを満喫。自分の持っていない価値観の人と話ができるのは本当に楽しい!今日はどんな1日が待っているのかとワクワクしながら迎えた本日。

6時に起きて7時に9階の朝食へ。安定のオールブランとヨーグルトが美味しい。夜ご飯をセーブしているから朝ごはんが美味しいのなんのって。

ちょっとしわくちゃですが・・・船内では毎日朝に船内新聞というものが届けられます。その日1日の予定が書かれたものです。寄港地の天気や気温、到着時間や出発時間、あとは時差についてなんかも書かれているのでとっても便利!寄港地のちょっとした紹介文なんかもあったりします。船内でのイベント事、ディナーのドレスコードも書かれているので、確認していると安心ですね。

本日の寄港地は

ギリシャ 小さな港町 カタコロ

ここから今日はオリンピア遺跡に向かいます。今日は私たちにとってかなりのチャレンジ。カタコロからオリンピアまでの行き方が明確ではない中、おそらく走っているであろう電車に乗って向かおうとしておりました。

駅に着くとこんな紙切れ1枚が貼ってありました。2017年12月27日って・・・怖い!!今日すでに年越してるし!!日付が違うのに電車来るのかな〜とか思いながらとりあえず何とかなるでしょ!ってことで時間まで山登りをすることに。

だいぶ高いお山に登った頂上からパシャり。山には人が住んでいて、ニワトリや犬・猫もたくさん住んでいました。何とも神々しい景色。心が洗われる。

朝から散歩はやっぱり気持ちがいいね。そして旦那と一緒だと本当にどんなところでも楽しい!こんな山道を登ったり下ったり、そんな毎日に幸せを感じる。

電車の時間前になぜか馬車?

世の中知らないことばかりです。そして無事に電車も到着しました。一か八かにかけてましたが、運転手さんがやってきて先ほどの紙切れ時刻表を書き換えてました。よかったよかった。

なかなか立派な電車じゃないですか!ただ側面は昨日のアテネと一緒でファンキー。

この電車に揺られてオリンピアに向かいます。帰りの時刻もしっかりと確認してのどかな風景の中をたわいも無い会話をしながら。犬とヤギと羊と・・・放牧?良くわかりませんが土地が有り余っている感じ。そうして着いた駅。ギリシャ文字!何だかテンション上がる〜!

ここからオリンピア遺跡まではすぐそこでした。付近にはコスタのツアーを組んでバスで来た人たちがたくさんいらっしゃいました。よく私たち電車で来れたな。それもこれも旦那さんが教えてくれた「MAPS.ME」のおかげ。このアプリを知っていた旦那さんが本当に頼りになるし、それをきっちり使いこなした私も偉かった!こうやって夫婦助け合っていくのが大事ですね。この新婚旅行でお互いの役割分担がしっかりできている気がする。

オリンピック発祥の地 オリンピア遺跡

中に入るにはチケットが必要で、チケットの種類も様々。3種類くらいあったのですが思い出せない・・・

1→オリンピア遺跡のみのチケット

2→オリンピア遺跡+オリンピア考古学博物館のチケット

もう一つくらいあった気がするんだけどな・・・思い出せなくて悔しい!ちなみに私たちはオリンピア遺跡のみのチケットにしました。正直日本でもそうですが博物館ってよっぽどそのことについてわかっていないと見てもわからなく無いですか?ましてやここはギリシャ。案内もギリシャ文字か英語のはず。そうなると解読までに時間もかかるし何が何だかわからないだろう、ということで意見一致でした。

実はここでも昨日のTさん夫妻にお会いしました。チケットのことで聞かれましたがTさんご夫婦もオリンピア遺跡のみにしてらっしゃいました。気が合いますね〜

それでは中に入っていきましょう!

こちらは闘技場だった場所。旦那さんも当時の選手の真似をして戦闘態勢に入っております。

そんな闘技場で優雅にも本を読んでみる。あまりにも天気が良くて写真日和だったので、結婚式の素材になりそうなアングルで撮ってみました。

こちらは「地球の歩き方」には載ってなくて何が何だかわからなかったけどフェディアスの仕事場、というところかな?と思います。

ここでのガイドは私が務めております!やっぱりこういう歴史的なところに来ると、説明が無いと本当に何が何だかわからない!オリンピア遺跡の中にも説明書きのような看板も出ているのですが、なかなか読む気になれないし・・・なので旦那さんが借りてきてくれた地球の歩き方を片手に私がガイドをしております!

海外では携帯には頼らずに本にお世話になることも本当に多かったです。なぜなら私たちは海外用の通信機器を持ってきていないから!たまには携帯社会から離れるのもいいものです。

オリンピア遺跡は見所いっぱい!結構敷地が広くて見て回るのも時間がかかります。なので初日のディナーで一緒だった友人同士で来ている日本人の女性と途中出くわしたのですが、彼女たちはツアーでオリンピア遺跡と考古学博物館の見学をする予定だったそうですが「時間がない〜」と必死に回っておりました。旅先で焦ることこそ辛いな、と思った瞬間でした。

スタジアム

当時の様子が眼に浮かぶようです。子供や大人、ファミリーが思いおもいに走っていました。私たちはオリンピックの「Oの字」で写真をパシャり。

そんなこんなでオリンピア遺跡を回るだけで1時間くらいでしたかね。ここからオリンピックが始まったなんて何とも感慨深いものがありました。今でも聖火はここから燈されるというのだから面白いですよね。2020年の東京オリンピックが待ち遠しいです。

帰りの電車にもきちんと間に合いました。今回のカタコローオリンピア間はツアーで移動している人が多かったかも。確かに電車わかりずらいし、私たちも一か八か!って感じでしたからね。でも結果とっても充実して過ごせました!

旦那さんと一緒だとどんなことでもどうにかなる気がする。一緒にいるとワクワクする。挑戦してみようと思える。

まさしく私たちの結婚式のテーマです。この新婚旅行を通して、旦那さんのことがまた好きになり、そして尊敬するようになりました。

電車に揺られて、カタコロ港に戻ってきました。窓の外を見ながら思ったこと。ギリシャは思っていたよりも発展していないのかも。経済破綻と関係しているのかな?勉強不足の自分が情けない。

カタコロ港にも物乞いの子供達。何度体験してもこの子たちが私は怖い。子供達も生きるために必死なんだ。今まで何不自由せずに育ってきた私は本当に井の中の蛙なのだと実感しました。

カタコロ港で見つけたGreeceの文字とロバの絵が描かれたポーチに一目惚れ。1つ300円くらいだったので自分用と友達のお土産用に2つ買っちゃいました。

船に戻って旦那さんはお昼寝。私は船内探検とアフタヌーンティ。

船の中ではズンバもやってたよ!私も参加したかったけどなかなか勇気が出ず・・・この臆病者め!一歩が踏み出せない私。この旅で何度も思い知らされる。私は失敗することが怖い。恐れている。失敗することは恥ずかしいことだと思っている。

そこの意識を少しでも変えて新たな自分になりたい。旦那さんのような勇気のある人になりたい。自分の可能性を活かせる人になりたい。常に前進していきたい!

2800年も前、オリンピックを始めた頃の人々のように、私も熱中する何かを見つけたい。